セレモニーホール 岩倉

葬儀なんでも相談

香典辞退、お花は受け取ってもらえるの?

友人の葬儀の案内がきて、そこに「香典は辞退させていただきます」とありました。 親友だったのでせめてお花くらいは贈りたいと思うのですが、いいでしょうか?

本来、香典というのは故人を弔う気持ちを形で表現したものです。助け合いという意味もありました。ですから香典は本来は、受け取る側の意思ではなく、出す側の自由意思によるものなのです。ですから何も断りがなけれぱ「香典は受け取る」ことを意味しています。

Q. その香典を辞退される方が出てきた、ということは?
あまりいい傾向ではありません。「私の家は香典をもらわなくては葬儀を出せない家ではな
い」ということのようですが、どうでしょう。悲しみというのはお互いにあるわけですから、
気持ちを分け合う、共有するという意味でも大切です。「お返しが面倒」とおっしゃる方がい
ますが、ハンカチ1枚でもいいではないですか。心の通い合いが大切だと恩います。

Q. その香典を辞退されたら?
弔おうとしている人の気持ちは宙ぶらりんになって困りますよね。お世話になったのだから、
せめて何かしたいと思うのは当然です。お花を供えるというのはいいですね。特に「供花、供
物は辞退します」と断っていなければ、お花は受け取ってもらえます。

Q. 「香典辞退」とある場合には、お花は受け取ってもらえるということですね。
そうです。香典、供花、供物は何も断りがなければ「受け取ります」という意味です。「香典辞退」だけであれば、供花や供物は受け取る、という意味になります。
本来お葬式というのは悲しみの分かち合いという意味があります。合理的にすればいいというものではないです。会葬者の弔う気持ちも大事に受け止める必要があります。

お坊さんは葬儀社が紹介してくれるの?

我が家が当地に来て20年、こちらには知っているお寺もありません。
お葬式のときには葬儀社でお坊さんを紹介していただけますか?

もちろん、葬儀社はたくさんのお寺とのお付き合いがありますから、いざというときにはお寺さんをご紹介できます。
でも、故郷のお寺に埋葬されたいのであれば、遠くても故郷の菩提寺のご住職にお葬式をお願いするのが筋というものです。菩提寺のご住職のご都合がつかないときには、菩提寺のご住職に紹介をお願いするといいでしょう。

Q. 菩提寺のご住職と関係なく葬式をすると、どんな問題がありますか?
まず菩提寺の墓に埋葬を許してくれるか、という問題があります。次に戒名(法名)ですね。
菩提寺に相談なく葬式をした場合、葬式でつけていただいた戒名(法名)が苦提寺から否認されるという場合もあります。その場合は、納骨の際に、改めて菩提寺の住職につけていただくことになります。

Q. お墓が菩提寺ではなく、公営墓地や民営墓地の場合はどうですか?
お墓が公営墓地や民営墓地にある場合には上のような心配はありません。しかし、…

Q. しかし、とおっしゃると?
お葬式をしていただくのは誰でもいいという訳ではありません。「この人であれば私の死後を託しても大丈夫」と信頼できる僧侶を事前に選んで、よくお願いしておくといいですね。
葬儀社と宗教者は事前に選んで決めておく、これが鉄則です。

「葬式無用」と言っているが?

父はいま入院中でもう長くないと医師にも言われています。
父は「死んでも葬式しなくてよい。火葬だけでよい」と言っています。
子どもとして耐えられません。父の意思は守らなくてはいけないのでしょうか。

難しい問題です。お葬式には2つの面があると恩います。
一つは亡くなった本人が遺す人へお別れするという面であり、もう一つは遺された者が亡くなった方にお別れするという面です。前者を「死者のため」、後者を「遺された者のため」、あるいは前者を「死者の意思により」、後者を「遺された者の意思により」と言うことができるでしょう。そしてこの2つの面が分かち難くあるのがお葬式です。
ご本人とご遺族の意思が合致していれば問題はありません。
本人が「葬式無用」と言い、遺族も葬式するよりも家族だけで静かに送ってあげたいと思うならば、周囲がどう言おうと問題ありません。
しかし、本人は「葬式無用」と思っても、遺族が「しのびないからきちんと葬式して丁寧に送ってあげたい」と意思が食い違うこともあります。

Q. 法律的にはどうなのですか?
法律では、たとえ遺言で葬式のことについて意思表示していても、遺族はその意思に拘束されることはありません。もっとも意思をまるっきり無視していいというわけではなく、本人のお気持ちは尊重して、派手になりすぎない形で葬儀をするのはかまわないでしょう。

Q. 本来どうすればいいのでしょうか?
生前にご家族でよく話し合っておくことです。ご本人には葬儀のことで家族に迷惑をかけたくない、というお気持ちがあるのでしょう。でもご家族は大切なお父様ですから粗末にはしたくない、というお気持ちがあるでしょう。本来はお元気なうちによく家族で話し合っておきたい事柄です。

Q. お葬式をしないという結論になったら、どういう問題がありますか?
ご家族がお父様に充分なことをしてあげられなかった、という悔いが残ることがしばしばあります。また、ご家族以外でも、お父様と親しくされていた方にはお見送りできなかったというつらい気持ちが生じます。ですから、お葬式は小規模でもいいからきちんと行ったほうがいいと思います。
お葬式をなさらないときは、関係者の方々へ丁寧な挨拶文をお送りすることをお勧めします。

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